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このわざとらしい驚き方……絶対信用してねぇ……。
だ、だったら……! 俺も男だ!! 大嫌いだって証拠を見せてやんよォ!(実際かなり大好きだけどな)
俺は手に持っていた『あめふり!』7巻を足元にたたき付ける。
そしてその表紙に写る愛芽たんを……愛芽たんをッッ……!
俺の……グスッ、き、汚いスニーカーで……うぐっ……ふ、踏みづげで……うぅッ……!!(あまりに辛くて声にならない)
「こ、これぐらいっっ……嫌い……だがらっ……ひぐっ……!」
俺は鼻水と涙と唾液を噴射しながら愛芽たんのイラストをぐりぐり踏み付ける。
死にそう……俺死にそうッッ!
だけど許せ愛芽たん……!
全ては今目の前に居るリア充のせいだからなっ……!
「ちょ、ちょっと!? 何してるの! や、止めてよそんなこと!」
「だったら早く……ボク達の前から居なぐなっでぐだざいっっ……!」
「えぇっ!? 私のせいなのっ!?」
「他に誰が居ると言うとですかァーッッッッ!!(泣)」
とにかく泣けて仕方ないですたいっ!
今俺の右足が愛芽たんのイラストを踏んでいると考えただけで、心臓が発作を起こしそうになってくる。
ハァ、ハァ、息苦しいィィ……早く消えろリア子ォ……!
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