寒い日のほっとここあ

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″一緒にいるとほかほかして 一緒にいると幸せになれる″ 薮「ひかる、一緒に帰ろう?」 光「おう、」 そんないつもの何気ない帰り道 2人でいつものように 並んで帰るんだ。 そしていつものように 光「薮、はい、手。」 と差し出す俺。 恥ずかしながらも 繋いでくれる君。 薮「光、手、つめてーんだよ(笑)」 そんな文句を言う君。 小さい声で゙寒い゙なんて 言うから 光「ちょっと待ってて」 といい君を置いて走る俺。 君ば早くしろよ゙なーんて 言って顔は寂しそうだった(笑) すぐ近くの自動販売機の前で 飲み物を選ぶ。 目に付いたのは″ホットココア″ そのボタン押して缶を取りだし 君のもとに走る。 また君が 薮「おせーんだよばか!」 なーんて可愛い顔で言うから 君の頬に゙ホットココア゙を当てみた。 君ばあちぃっ゙なんて 可愛い反応してたけど 缶を受けとれば 薮「…ありがとう//」 って頬を赤らめて言う。 そんな姿もいとおしいって 思ってしまう俺。 ゙ホットココア゙を開けて 美味しそうに飲む君。 薮「光にもあげる」 なーんてまた可愛いことを 言い始める君。 光「ありがとう」 って言って飲む俺。 寒い日に2人でわけあって 飲んだ゙ホットココア゙は 俺たち2人のように 甘くてほかほかして なぜか頬を緩ますような 幸せな味がした。 えんど
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