第1章:頼りになるみんな!

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第1章:頼りになるみんな!

とある月曜日の朝、目覚ましがわりのケータイが鳴り響いた。 「ぁうぁふ~…」 寝ぼけたままケータイの電源を落とし、あたしも夢に落ちる。 あー、二度寝って気持ちイイ~…。 母:「美月っ! いい加減に起きなさい! 今何時だと思ってるの!?」 「んにゅぅ~……6時?」 母:「時計くらいちゃんと見なさい!」 お母さんが大激怒であたしに時計を投げてきた。 数回まばたきをして見たところ……。 …………………。 あれぇ? 何で短針が7に……? 「って7時ぃぃぃ!!?」 意識が完全に覚醒した…。 いや、家と学校は徒歩10分圏内だけどそれ以上に大事な用事がっ! 落ち着け落ち着け、はい深呼吸、ひっひっふー…ってそれは妊婦さんっ! あたしまだ15歳で初恋してないし! 母:「一人で百面操してないで早く支度なさい!」 あたしは振り向き様に制服を取り、着替え始めた。いつもの倍の早さ、ここ重要ね? 大きめのワイシャツを脱ぎ捨てて、白いブラウスに袖を通す。 赤いフワフワした膝半ばほどのプリーツスカートを履いて、黒ニーソを履く。 ブラウスの上に赤いベストを着て、桃色のフワフワしたリボンを結ぶ。 今日は頭にリボンつけよっかな? 選んだリボンは制服と同じ赤。自前の金髪にしっくりくるような、そんな感じ。 革の学生鞄を持って、玄関に向かうと、大きめのお皿を持ったお母さんがスタンバイ。 母:「もう時間無いだろうけど、少しは食べなさい」 「ありがとお母さん、行ってきまーす!」 お母さんが作ってくれたプチトーストをいくつか頬張り、あたしは一目散に走り出した。 え、あたしが朝7時代にこんなに慌てる理由? まぁ、次のお楽しみかな?
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