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さらなるロマンチックを求め、私はこの本の通りにやってみたいという衝動に駆られました。
しかし、物足りなさを感じた私はあるものを用意したのです。
それも“着物”に“袴”、“わらじ”です。
別にコスプレに興味があるわけではないですが、歴史グッズの一員として持っていたそれらを、私は“雰囲気作り”として着用しました。
黒くて腰まである髪をくくり、準備が整うと、私はこの本を幕末のページを開け、部屋の中央に置きました。
この時私は、(次はどの時代を試してみようかしら)と、呑気に考えているだけでした。
大変なことになってしまうとは知らずに………。
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