転校。

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「うん。わかった。」 そう返事をするとにっこりと不敵な笑みを浮かべる女王様。 絶対なんかまだある。 「学校も転校してねっ。」 何故だ。 意味がわからない。 「なんで。」 不機嫌まるだしの俺は声が段々低くなっていく。 「だってー、涙が一人でこの家にいたら女の子いっぱい連れ込むでしょ?だからね男子高に行ってもらいまーすっ。その近くのマンション借りてあるからっ。」 これほど母さんをうぜえと思ったことはない。 誰が女連れ込むって? 俺は女の家には行くが連れてきた記憶はないぞ。 はぁ、母さんの趣味は人の嫌がることをすることだと思うのは俺だけか。 いや、俺も人のこと言えないか。
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