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ベランダに出て外の空気を吸う。
↓2秒
手摺りに手をかける。
↓1秒
寝る。
ハク「ぐぅー。」
M「やっぱりはえぇー。」
Mはハクの頭を撫でる。
それはもう、わっしわっしと。
ハク「髪型崩れちゃいまふよぅ」
M「もう崩れてる」
ハク「ばかぁ……」
ハクはMをペシペシと叩く。
いや、だからさ……そういう意味合いは無(ry
Mをじっと見つめるハク。
Mは空を見ている。
ハク「(うちのマスターはかっこいいよねぇ……)」
段々と顔を近付ける。
Mの頬はハクの目の前にあった。
ハクはそっと目を閉じる。
唇が触れそうになったその時……
M「……酒クサっ!!」
Mが振り向いた。
ハク「んむっ!」
ハクの唇にMの唇が触れる。
……そんな訳もなく、お互い側頭部を勢いよくぶつけた。
M「いってぇぇー!!」
ハク「ふえぇぇ……
いたいよぅ……
もう少しだったのに……」
M「いてて……
何がもう少しなんだ?」
ハク「ななななな……
なんでもないですぅ!!」
M「明日からまた面接頑張ろうな。」
Mはハクに笑いかける。
ついハクは赤面する。
ハク「たぶん」
M「たぶんかよ
……頑張れよ、ハク。」
ハク「うん」
微笑むハク。
M「今日は良く頑張ったな。」
ハクを引き寄せ、抱きしめる。
ハク「ふぇっ!?」
背中をぽんぽんしてやるM。
離してすぐ、ぼーっとしているハクにMが話し掛ける。
M「お前ならいつかきっと出来るから。」
ハクに笑いかける
ハク「うんっ!!」
Mに笑い返したハクの目からは涙が溢れていた。
終わり
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