休み時間=自重を忘れたオタクほど、怖いものはない。

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予習 泉 「むむ……」 相田(兄) 「どーしたの?委員長さん。」 相田(弟) 「……?」 泉 「あぁ、いや……。この間のテストの結果が心配でな。」 相田(兄) 「ふーん。珍しいね。」 相田(弟) 「…………。」くいくい 相田(兄) 「ん。どした?」 相田(弟) 「…………。」ぼそぼそ 相田(兄) 「あー…委員長さん、また赤髪と張り合ってんの?だって。」 泉 「うむ。無論だ。藍堂一樹を超える事こそが僕の目標だからな!!」 相田(弟) 「…………。」ぱちぱち 相田(兄) 「せいぜい頑張ってね!僕も応援してるよ。だって。」 泉 「ああ、勿論頑張るとも。その為に日夜勉強しているのだ。」 相田(兄) 「今のはつっこむとこだと思うけど。勉強って、それ?」 泉 「ああ。数学の予習中だ。」 相田(弟) 「…………!」とんとん 泉 「む?なんだ?」 相田(兄) 「ここの公式間違ってる。こんな序盤で躓いてたら、予習の意味ない、って。」 相田(弟) 「…………。」じー。 相田(兄) 「えー。流石に、馬鹿じゃないのまでは言えないって。委員長さん、精神的ダメージに弱いんだから。」 泉 「ああ、本当だ。すまんな、感謝する。」 相田(兄) 「…ほんと鈍いな、この人。」 相田(弟) 「…………。」こくこく これでも仲良しです。
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