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今だ動悸が治まらぬまま、僕は前を向いた。じゃないと、またいつ担任に命を狙われるかわからないからね。
「え~、諸君おはよう。どっかの馬鹿な鷹佑のせいでホームルームが遅れてすまない。後でキッチリとシメおとしておくから許せ。」
「「「「「サー!イエス!サー!」」」」」
どうやら何をしても僕は死ぬみたい!☆
てかクラスの奴らであの暴君を止めようとする奴は居ないのか!!クラスメイトが命の危機なんだぞ!!
まぁ、僕が皆の立場だったら助けないけど!だって怖いし!!死にたくないし!!
そんな事を考えてる最中、ホームルームは始まっていた。
「え~、先週言っていた様に転校生が来る。お父さんの仕事の都合で引っ越してきたそうだ。皆優しくするように。」
まずは、貴女が僕に優しくするべきでは?なんて口にしなかった。だって言った瞬間、魔王様によって、僕のぼうけんのしょはきえてしまいました。って事になっちゃうからね。
「おーい、入ってこい。」
鶯先生が扉に声をかけるとガラガラガラ、と開き少し小柄で大人しそうな娘が入ってきた。ほぅ…ひばり姉よりは胸が……。
「ほれ、自己紹介しな。」
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