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「す、助平め!!鷹佑には道徳的な物が無さすぎる!!」
頬を朱くしてプンスカと怒ってるところ悪いが、僕は誰かの右ストレートでぶっ飛ばされ割と生死の境をさ迷ってるので謝る余裕すらない。そんな時だった…。
「きゃーーーー!!!??」
とひばり姉の叫び声が食卓に響く。
「どうした、美雪!?」
「一ちゃん…、コレ…。」
割と余裕がある美雪ことひばり姉が指差すのは先ほどまで鮭が乗っていた皿…。
「私の鮭が…、とっておいた大事な鮭が…。」
鮭が無いだと!?これは事件だ!事故なんかじゃない!!犯人はこの中にいる!!ジっちゃんの名にかけて!!
「ていうか、鷹ちゃん食べたでしょ!?」
と涙目な被害者のひばり姉が言う。
「おいおい、ひばり姉…。証拠はあるんでしょうかね?」
とさっきまで、探偵だった容疑者のオレ。
「わかった!謎は全て解けた!!後は、この時計型麻酔銃で…」
と悪乗りを始めるすずめ。っていうか一人だけバーローな件について。
とまぁいつもの朝の光景を繰り広げて、ふと時計を見ると針が示すのは8時。そろそろ家をでなくては、あの担任にSMクラブも真っ青な体罰を受けてしまう。
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