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正直、どんな仕事か、よくわかっていなかったし、夜の世界は自分にはとても向いてないだろうという気持ちが強かった。
でも、ひょっとしたら、これが天職ってこともあるかもしれないと、またまた勝手に前向きに考え、とりあえず面接を受けることにしたのだった。
僕が面接会場に入ろうとすると、PHSの着信音(97年の話です!)が鳴った。オカンからだった。
「東京には悪い人がいるから騙されたらいかんよ」というような内容の電話だった。
なぜ、突然、電話をかけてきたのかはわからなかった。
しかし、このオカンの言葉が身に染みる出来事が、この数日後に起きるのである。
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