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その晩、僕は夢をみた。
夢の中では、コーラがあの人と親しげに話をしてた。
さらに、コーラは僕に言った。
「サイダー、もう終わりにしよう。オレは、この人が好きなんだ。
お子ちゃまのサイダーより、大人なこの人の方が魅力的だ!!」
「待って!!僕、コーラ好みになるから!!ハダカにもなるからっ…」
「もう遅いよ、サイダー」
コーラは、僕をチラリと見ると
相手の人と一緒に、どこかへ行ってしまった。
「やだ…行かないで、コーラ…コーラ!!」
ハッと、目を覚ました僕は、ひどく汗をかいていた。
ゆ、夢だったんだ…
でも、コーラと顔を合わせる勇気は無くて
その日、仮病を使って休んだ。
汗を、いっぱいかいてたのもあって、母さんはわりと簡単に休みなさいと言ってくれた。
ああ…でも、これからどうしよう。
コーラと話すのが怖い…
そんな事を考えていたら、眠ってしまった。
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