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あれは、僕が入社したてだった春でした。
「細野、お前このハガキをひとっ走り出してきてくれや」
と部長が僕に向かって言ってきたので急いで部長のデスクに駆け寄りハガキを受け取り、見てみると私事的なハガキだった。
「自分で行ってこいや!」
などとは言えるはずもなく、
「はいっ!!早急に行って参ります」
と元気よく会社を出たもの外はため息が出るほど蒸し暑かった。
「はぁ、もう汗かいてきたし早く出してクーラーがきいてる会社に戻らなければ倒れそうだ。」
と細野は急ぎ足で
ポストに向かった。
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