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ある雨の事
「あー退屈…勇者でもこないかな…」
仕事がかなり早く終わって退屈していた。
と、そこにルビが
「やめてください。ほんとに勇者来ますよ?」
「でもさー、ほんとに退屈なんだよ?勇者が来そうだし」
「魔王様の勘は当たるんですから、ほんとにやめてください」
とやりくりしていたら、魔物が一匹入ってきた。
「魔王様!大変です!」
「どうした?そんなに慌てて」
「ゆ、勇者が来ました!!」
「ほら…ほんとに来たじゃないですか」
「そんな事いわず…んじゃ、迎え打ってくれ」
「はっ!」
と魔物はそそくさと出ていった。
「で、どうするんです?これから」
「どうするってそりゃ…女がいたら生け捕り、それ以外は撃破…かな」
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