長い時を生きる魔女

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「…んっ……」 窓から降り注ぐ朝日が眩しい。 いつもと同じ朝。 同じ部屋の中で、同じ時間に私は目を覚ます。 知りすぎた空間の中で‘今日’と言う日をまたむかえてしまった…………。 「はぁ………」 朝から憂鬱な気持ちになりついついため息が出た。 そんな私に 「どうしたの??」 と聞いてくれるのは小さなクマのぬいぐるみのチェリー。 この子とはもう何万年の付き合いになるのだろう?? 私の生きていく道に必ずあり、必ず側にいてくれる。 この子だけが私にとって唯一“絶対的”な存在。
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