4、記憶に焼き付くアイデア

8/8
前へ
/18ページ
次へ
そしてようやくそれが、サブウェイのフランチャイズ店のオーナーの目に留まります。そのオーナーは、サブウェイを担当する広告代理店を訪ねてこの記事を読むように勧めました。広告代理店の社長はこの広告を制作することを決めますが、肝心のサブウウェイのマーケティング部長が法的なトラブルを恐れてOKを出しません。結局全国版には流せず、地域版という地域のフランチャイズ経営者が地域広告費を使って放映するものになりました。そしてCM制作費はサブウェイが出さないので、なんと広告代理店が無料で作りました。 そしてサブウェイのCMの放映翌日から電話は鳴りっぱなしで、数日後にはサブウェイの本社からCMの全国放映を打診されました。業績に伸び悩んでいたサブウェイの売上は、翌年18%、翌々年16%伸びたそうです。 この物語を上記に書いたSUCCESに当てはめてみると、 ・単純明快⇒サブウェイのサンドイッチを食べれば痩せる ・意外性⇒ファストフードを食べて体重が減る ・具体的⇒特定のサンドイッチだけを食べるダイエット ・信頼性⇒192キロだった人物がダイエットのアドバイスをしている ・感情に訴える⇒人々は大衆よりも、「ジャレド」という個人に心を動かされます ・物語性⇒大きな障害を乗り越えて勝利を掴んだ主人公は、聞き手を元気づけ、同じ行動を促す といった具合に、見事に全て当てはまっているわけですね。CMもそうなんですが、このCMが成功するまでのプロセスにも人を感動させるストーリーがあり、そこも素晴らしいですね。こういうのが伝説として残るわけです。 まあ長々と書いてきて途中で若干疲れましたが、改めて自分の小説も上の項目を満たしているのかを考えるいい機会にもなりました。詳しく知りたい方は、本書を読んで見て下さいね^^
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

189人が本棚に入れています
本棚に追加