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当たり前と言えば当たり前のことですが、何かに迷った時に優先順位をつけるための道具です。
単純な整理方法で使いやすいです。
やり方は簡単、自分にとって何が「絶対外せない条件(MUST)」で、何が「絶対ではないが、あれば嬉しい条件(WANT)」なのかを決めて優先順位を付けるだけです。
どんな時に有効か・・・もちろん自分のやるべきことを整理する時には使えます。
例えば明日ネットブックを秋葉原に買いに行くとしましょう。買いに行ってあれもいいこれもいいと悩むのではなく、今日のうちに
MUST条件
①価格が5万以内
②バッテリ駆動時間が5時間以上
WANT条件
③デザイン性
④大きさ、質量
⑤デュアルコア以上
⑥ブランド
⑦ディスク容量
・
・
・
etc...
を決めておきます。沢山条件はあると思いますが、とりあえずMUSTを決めて後はWANTの中で順序を入れ替えればいいだけです。
複数の話し合いなら・・・例えば友達と海外旅行に行く計画を立てる時はどうでしょう。
Mさん「私はイタリアとかスペインがいいな、世界遺産巡りがしたい。」
Uくん「僕は近場の韓国とか中国がいいよ。安いしね。」
Sくん「いやいや、タイでしょ。タイにも世界遺産あるし。それにタイカレーやばいよ!タイカレー!」
Tさん「えー、内乱起きてたし危険でしょ。もっとのんびりしようよ。オーストラリア!」
とこんな風に、各自が好きなことを言っていても話はなかなかまとまりません。
そんな時に各自の条件をカテゴライズしてみると、旅行の目的は大まかに「景観」「皆とはしゃぐこと」「食べ物」「リラクゼーション」であることが分かりました。
それとは別に考慮しなければいけないこととして、「費用」があることが分かりました。
この水準で話し合うと、皆の要望として絶対外せないMUSTは「景観」であり、
また一人は「費用」が10万を超えると参加出来ないことが分かりました。
このように、何が皆にとって外せない指標であるかを決めることで、話し合いがずっと早く進みます。
一般化すると、プロセスとしては
①目的の明確化
②候補案の列挙
③候補案を評価する指標の列挙
④MUST/WANTの決定
⑤候補案決定
がいいでしょう。この場合だと先に話し合いを始めてしまいましたが、先に旅行の目的を明確化しておく方が、無駄な回り道を避けられるでしょうし、目的に沿った候補案が出てきやすくなります。
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