2、影響力の武器

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今回は人に影響力を発揮する源泉について共有します。「影響力の武器」という本に拠れば、 1.返報性 2.コミットメントと一貫性 3.社会的証明 4.好意 5.権威 6.希少性 の六つが人に無意識のうちに影響を与えてしまうものだと紹介しています。かなり危機感を煽るアプローチで本は書かれているのですが、ここでは簡単に説明するだけに留めます。言われてみれば当たり前のものばかりですが、意識するとしないでは全然違うかもしれません。 1.返報性 何かしてもらったら、お返しをしたくなるのが人間ということです。誕生日にプレゼントを貰ったら、返したくなりますよね。応用すると、何かを欲しければその何かを与えよということになります。 当たり前のように聞こえますが、意外と知らない人も多いようです。 英語で言うと、takeのみや、take&giveよりも、give&takeの方が返報性を使いこなせていると言えます。 個人的にはgive&giveを目指したいですが、なかなかその境地には達せられません。期待しないということは難しいです。マザーテレサの境地ですね。 2.コミットメントと一貫性 一度決定を下したり、自分の立場を表明すると、そのコミットメント(宣言みたいなもんです)と一貫した行動を取るようになるということです。 自分で目標を紙に書いたり、他人に言ったりするのは、そうすることでそれに合わせて行動してしまうからです。有言実行という言葉がありますが、こちらが不言実行よりも容易なのはそういうわけです。スポーツ選手でも、ビッグマウスの人がいますよね。あれは、宣言することで自分にプレッシャーを与え、それに向けた一貫した行動を取らせるためです。 ちなみに他人も、一貫した行動に強い影響を受けます。コロコロ言うことが変わる人よりも、ずっと一貫した主張を続けている人に惹かれてしまうものです。 3.社会的証明 どんな考えであっても、それを正しいと思う人が多い程、人はその意見が正しいと思い込んでしまい、結果としてそれが真実であるかのようになってしまうことです。 ニュートン物理学が信じられていた時代は、それが真実だったのです。その物理法則がまた見事に作用してまうことところが、宇宙の恐るべきところだとは思いますが。 身近な例だと、自殺の記事が他の自殺を誘発するとというものがあります。
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