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4.好意
当然ですが、好きな人の意見に対してはイエスと言ってしまいがちです。前にいた会社では、魅了性とか人間性とか言ってました。
細かく分類すると、身体的な特徴(服装とかも大事です)・類似性・賞賛・単純接触などがあります。
例えば恋愛では単純接触が大事だと言いますよね。頻繁に食事(楽しいのが大事です)などをともにすることで自然と好意が湧いてしまいます。そうすれば、相手はイエスと言ってくれるかもかも・・・。
5.権威
前の会社では専門性と言ってましたが、要は実体ある無しに関わらず、人は少なからず肩書きに影響されてしまうということです。経済学ではシグナリング効果から説明していますが、元々人間が影響を受けてしまうと考えた方が、シンプルではあります。
例を挙げると、子供の頃は先生の言うことは何でも正しいと思いがちです。先生という権威が、合理的に考えることを妨げるのです。
また、芸能人にはよくオーラがあると言われるのもそうでしょう。テレビに出ているという権威が、見えないものまで見えるようにしてしまうのです・・・まあこの場合は好意によるものが大きいのかもしれませんが。
ちなみに実際にオーラが見える人もいますが、それはまた別の話です。
6.希少性
人は機会を失いかけると、その機会をより価値が有るものみなしてしまいます。自由の喪失に対する恐怖が本能的にあるのでしょうか。
限定販売が好例ですね。実際、二種類のクッキーの味を評価してもらう実験では、全く同じ味なのに、量を少なくしたクッキーの方がおいしいと感じる人が多かったとされています。ちなみにその理由として、研究者のミスで少なくなったとというのと、人気があったため食べられてしまったという説明では、やはり後者の方が好意的に判断する人が多かったようです。
以上、今回は影響力の武器についてでした。うまく活用したいですね!!
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