4、記憶に焼き付くアイデア

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今回は記憶に残るアイデアの出し方です。有名なmade to stick(邦題:アイデアのちから)から取り上げるので、知っている方も多いかもしれませんが、クリエイター仲間の皆様にとっては大事な部分かと思われるので共有させて頂きます。 著者のチップとダンのリサーチによれば、記憶に焼きつくアイデアは六つの性質(の少なくともどれか)を持っているとのことです。 覚えやすいように、六つの性質の頭文字を取ってsuccessの原則としてくれています。 では早速、その六つの性質について簡単に解説していきます。 1、simple(単純明快であること) そのままです。分かりにくいもの、複雑なものは記憶に残りません。この前の選挙なんかが適例かなと思います。民主党にとって何を主張したい選挙だったのかよく分かりませんでした。一方、みんなの党は「増税の前にまずは小さな政府を作りましょう」っていうキャッチが分かりやすかったです。票を集めるわけです。一昔前に自民党が圧勝した郵政選挙もそうです。本当に郵政民営化が最優先の課題だったのかはさておき(そりゃ違うでしょうが・・・)、小泉さんは郵政民営化についての一点張りでしたよね。とにかく分かりやすかった。 恐らく携帯小説が流行している原因の一翼を担っているのもsimpleであるからです。携帯で読む上に、メイン読者層は10代。そりゃあ、難解なものなど必要とされません。
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