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私が知る限りの父の浮気…第2…
弟が生まれて、まわりも落ち着き、母方のおばあちゃんの家に住んでいた私達は、元の家に戻りまたいつもの様に、暮らし始めたある日…
電話が鳴り私が取った。
カロリ(私)もしもし…
あの…あの…俺だけど…
分かる?
私の同級生のチカラであった…
まさかこれから先チカラと関わり会うなんて、想像すらつかなかった…
関わりたくなかった…涙
チカラ:あの…俺のお母さん…てか、まだ俺のお父さんと結婚はしていないんだけど…
一応その俺のおばさん…お母さんが、お前(カロリ)のお父さんが忘れた傘渡したいんだって…
カロリ:…よく意味がわからなぃ…何?
チカラ:俺のおばさん(お母さん?)が働いている店に、お前のお父さんが飲みに来たんだけど、傘忘れたから渡したいんだって…。
だから携帯番号教えて…。
私はあまり良く理解もせずに、あっさり父の携帯番号を教えてしまった事が…人生最悪な事になろうとは思わなかった…。
その時私は小6。チカラは、転入して来た。
転入してきたわりには、みんな同級生の男舎弟の様に、ペコペコしていた…。
チカラは転入する前から、此処へ来る前の小学校では、暴れん坊で、喧嘩は物凄く強かったらしい。
だが、同級生の男達も全員揃って…。
でも男の世界なんてわからないし、適当に見ないふりをした。
チカラとは、いつしか席が隣になったりで、たまに喋る位で、それ程仲も良くも無ければ、悪くも無かった…。
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