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「わかった!死ぬんじゃねぇぞ!バハムート!全力で駆け抜けろ!」
[ガアアアァァァァァアァァ!!!]
バハムートのスピードを最大にし、思念体を駆け抜ける。
「……!」
私に気づいた思念体が追いかけようとするが…
「思念体…あなたの相手はここですわ!!」
エル達が完全に阻止。行く手を阻止された思念体はバハムートを見逃すしかなかった。
「……今行くぞ…天次!」
天次…お前の為にみんなが頑張っている…だから…お前も……
『くっ!まさかの援軍…これ以上思念体は出せません。…面白い…面白いぞ!死神!私は待っている!さぁ!神の木の前に来るのです!死神!!』
………
………
……あれから数十分。
「……あっ。」
私は思念体を振り切り、神の木が見える所まで来た。
「あれが…神の木…」
なんというデカさだ…遠くからなのにはっきりとわかる。
「……あれに触れれば…中に入れるのだな…」
あれに触れれば…天次に会える…天次に…
『ルナ、聞こえるかい。』
えっ?この声は…
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