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「琴音、さっきから寝るかボーっとするしかしかしてない…。」
そう言って呆れ顔をする馨。
「…んーそうかな?」
「そうだよ。ほら、早くしないと遅刻する。」
「わぁー!!大変ッ!早くしないと。」
アタシは急いで準備を始める。
「馨、着替えるから出てって。」
「何でー?別によくない?だって俺ら夫婦じゃん。」
「夫婦もなにもないわよッ!もー!女心ちょっとくらい分かってくれてもいいんじゃない?」
「だって俺、女じゃねーし。」
そう言う馨に溜息を吐きながらもアタシは説得し続けた。
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