死者の国

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「う、うわぁぁぁっ!」 お、追いかけてくる! なんで!? ボクは不味いよ!? 屋上から降りると、三階でゾンビ(三体)と目があった(様に見えた)。 そこから始まる遁走劇。 幸い、こちらの校舎には少ないようで、囲まれたりはしなかった。 しばらく無我夢中で走り続けると、家庭科室に到着した。 「ち、ちょっと、休憩・・・」ぜぇはぁ、ぜぇはぁ。中にはゾンビの死体が。 ・・・この表現、正しいのか?と思いつつ、 「死んでる?」 いやこれも正しいのか甚だ不思議である。誰かに殺られたのか?凄いな、こんなのに立ち向かえるんだ。 いや、今はとにかく、そう!何か刃物は!? ・・・・・・・・。 無いっ!なんで!? 誰だよ、全部持っていった奴は!ここのゾンビを倒したやつだな!ありがとう!じゃなくて、 くそぅ、フォークしかない。これで刺すのか?そんなに接近できないよ!ちくしょー!ゾンビがドア突き破って来ちゃったよ!ひぃ、怖い、キモい、(失礼しました)、怖いぃっ!
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