きっとそれは運命だったのかも

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「う、うーん………。ここは………」 記憶は崖から落ちたところで途切れてた。 ってことは崖の下か………。 つかよく生きてたな俺。 俺は倒れていた体を起こし、周りを見渡した。 見渡す限りの森! もう一度言おう!見渡す限りの森だ! どうやら崖の下にも森が広がってたみたいだな………。 近くに危ない生物もいないし、とりあえず森を抜けるか。 --- --- --- かれこれ森を歩いて数時間がたったが、一方に出られそうになかった。 「つ、疲れた…………」 何も食べてないし、何も飲んでいない。そんな俺は疲労でその場に倒れてしまった。 なんかこれやばくね? このままじゃ野垂れ死ぬ………。親友に巻き込まれて異世界に連れて行かれるわ、親友とは違う場所に飛ばされるわ、悪い事づくしだな。 ………今頃和也は何してんのかな。 俺と違って人がいるとこに飛ばされてるといいな………。 つーかどっかの城に飛ばされてたりな。 んでどーせ、お姫様でも惚れさせてんだろうな。 あいつイケメンだからな………。性格もいいし、身長もそこそこある。
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