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来ヶ谷「安心したまえ真人少年、この生ハムは純国産100%で、餌はハーブや薬草といった無害のものを食べさせて端正に育てた、鹿児島県産の黒豚だ」
謙吾「しかし、なぜ理樹のハムだけは真人と俺のとでは違うんだ?」
来ヶ谷「値段の関係上、頑張って薄く切って分けようとはしたのだが、2人分で精一杯でな…理樹君のは、市販の徳用ハムだ」
理樹「だから安っぽい感じだったのか…」
真人「しかし、かなり薄いな…この生ハム」
謙吾「来ヶ谷が頑張ったんだ…有り難く食べよう」
来ヶ谷「鮮度の高いうちに召し上がれ」
理樹「なんか、2人だけズルイなぁ…モキュモキュ」
真人「悪いな、理樹…理樹の分まで、ご馳走になっとくぜ♪モキュモキュ…」
謙吾「ん…歯ごたえはイマイチな気がするが、悪くはないな」
真人「あぁ…焼いて食いたかったぜ」
来ヶ谷「ふふふ、そうか…やはり5分前に生きた豚を切ったかいがあるな」
真人「あぁ♪やっぱり新鮮が一番だよn……ぇ?」
謙吾「いま、なんと……?」
来ヶ谷「ん?だから、5分前に生きた豚を切ったかいがあると言ったんだが…?」
真人・謙吾「……」
理樹「えっと…その豚は…?」
来ヶ谷「勿論、体をバラバラに刻んで冷凍保存している…この後その豚を使って、みんなでバーベキューでもしょうかと思ってな」
葉留佳「おおぉぉ♪さすがは姉御♪」
小毬「唯ちゃん、ありがとうねぇ♪」
来ヶ谷「いや、だから唯ちゃんはやめろと…」
理樹「つまり、2人が食べた生ハムって…」
真人・謙吾「…」
理樹「ま、真人ッ!?謙吾ッ!?(ガタガタガタ」
真人「なぁ…謙吾?」
謙吾「なんだ…?」
真人「俺、肉嫌いになりそうだぜ…」
謙吾「奇遇だな、俺もだ…」
真人「なぁ、さっきハム食べた時さ…若干ビクビク動いてなかったか…?」
謙吾「あぁ…あと、ハムのくせに…少し生暖かかった気がしたな…」
真人・謙吾「あははははははは……はは…」
理樹「真人おぉぉぉぉッ!!謙吾おぉぉぉぉッ!!」
恭介「それでは、6人のゲテモノを食べていただいた3人には、どのゲテモノが一番エキサイティングで、おいしかったかを判定をさせていただきます♪」
真人「判定も何も…」
謙吾「やはり学食のおばちゃん達に失礼ではないか…?」
恭介「何を言ってるんだ…?おいしかっただろう…?」
理樹「まぁ、美味しいものもあったけどさ…」
真人・謙吾「やっぱりゲテモノはなぁ…」
恭介「そんなに言うなら、何か名案でもあるのかよ…?」
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