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プロローグ
真人「ふぃー…さっみぃな」
謙吾「まったく、この寒さぐらい我慢出来ないのか?なんの為の筋肉だ」
棗鈴「やっぱ飾りか」
真人「待てテメェら、俺への悪口は許さないが…筋肉の悪口は許さないぞ…?」
棗鈴「……ん?同じようなこと言わなかったかコイツ?」
理樹「まぁまぁ、真人なりに意味があるんだよ」
真人「意味なんてねぇーよッ!ごめんなさいでしたぁー!!」
鈴「やっぱり馬鹿だ」
いつもと変わらない光景…
少し肌寒く感じる10月、昼休みで学食に来ていた僕達は、食券を買い終えて並んでいる最中、何気なく恭介がテレビを見ていた
テレビは料理番組を流していた
知っての通り、うちの学校は全寮制なので、学食のおばあちゃん達が朝、昼、晩を作ってくれる
だから自分達で料理をすることは滅多にないし、恭介に限って料理を作る人間とは思えない…一体何を企んでいるんだろう?
そう考えながら列に並んでいた僕へ、いきなりテレビに目線を送っていた恭介が振り向き、いつものように僕達へ伝えた
恭介「そうだ、ゲテモノを作ろう」
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