何処が良いのよ!

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「裕也君おはよう」 真理が声をかける。 裕ちゃんは軽く微笑んで「おはよう」と答える。 裕ちゃんは真理と話すようになったんだ… 知らなかった。 「裕也!起きたならコッチ来い!」 裕ちゃんに声をかけたのは、裕ちゃんの友達の慧君。 「…はいはい」 身体の重みがなくなる。 あっ… 抱きつかれたままだったんだ…。 視線を感じる。 主に女子の視線。 裕ちゃんのせいだ。 自分が周りに好意を持たれてることに気づいてないんだよ…。 お陰で私は女子の友達が少ない。 本当にみんな、どうにかしてるよ。 裕ちゃんの何処が良いのよ!?
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