馬車の中

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「……いっ……うわぁー!!」 男は、少女を引っ張り、地面に投げ付けた。 「ふぅ…。さて俺の役目は、ここまでだ。…じゃあな、嬢ちゃん。」 男は、また馬車に乗り、その場を去って行った。 「痛い…。ここは……どこ?」 少女は、ゆっくり起き上がり、周りを見回した。 少女の前には、左右に茶色いレンガの壁続く鉄格子の扉だった…。
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