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ガチャ……ギィ…。
カギをさすと、扉がゆっくり開いた。
少女が呆然と見ていると、男が怒鳴った。
「なにしている!!さっさと来い!」
男は、少女の腕をつかんで中に引き入れた。
そして少女が入ってすぐ、また扉にカギがかかった。
「…ったく。トロイなぁ。そんなんじゃ、この中で生き残れないぞ。」
「えっ?」
少女は、疑問な言葉を聞いた。
ー生き残れないって……どういうこと……?ー
少女は、男に聞いてみることにした。
「あの…生き「さて………おまえにナンバーつけないと。」
少女の声は、男の声で掻き消された。
少女は、質問を消されたことに少しイラッとした。
男は、少女がそう思っていることも知らずに、門のそばにある小さな小屋に入って行った。
それに、少女もついていく…………いやついて行かざる終えない。
なぜなら、男が手錠の真ん中の鎖に手をかけ、引っ張っているからだ。
「早く、歩け!」
ーグイ!!ー
「いっ…!!」
男が鎖をきつく引っ張ったせいで手首が痛い…。
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