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宮城が私の手を強く握り、なぜか耳元で囁いてきた。
「ただし、リンちゃんの体ではらってくれる?」
今までバカ親と弟、妹の世話してきたし、力仕事なら得意だしなんでもこいだ!
「はい、よろこんで!」
すると、宮城は突然笑いだした。
「ふっはははっ!リンちゃん君ってほんとに変わってるね」
いやいや、アンタに言われたくないから。
「じゃあ用事があったらまたリンちゃんに声かけるね」
そう言って、私の手の甲にキスをした。
…後でしっかり手洗わなきゃ。
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