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宮城が固まっている。 つーか初対面の人にそんなことまで聞くのか。都会とは、怖い所だなあ。 すると突然、宮城が目を輝かせて私の手を握ってきた。 「リンちゃん。君って子は…最高だ!!」 「は、はい?」 変な奴に捕まっちゃったなあ…。 「バージンにもかかわらず、それを恥ずかしがる素振りも見せず、切れのあるツッコミが飛び出すなんて。そしてその絶対零度の冷めた目線…名器の予感がするよ!」 あーほんと勘弁。 このおっさんバカなの? 「リンちゃんは半額でこのアパートに住むことを許可するよ」
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