台本

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恋姫†無双 朱里エンド 【選択肢】 →「朱里のことを思い描いた」 一刀(N) 「淡い光を放ち始める鏡。白色の光に包まれながら、俺はこの世界との別離を悟る。自分という存在を形作る想念。その想念が薄れていくことを感じながら、それでも俺は心の中に愛しき人を思い描く。―――朱里。ずっと傍に居てくれたお淑やかな少女。その少女との別離の時が迫ってくる。」 一刀 「しゅ……り……っ!」 「しゅ……りっ!」 左慈(N) 「白光に包まれることで、この世界との接点が急速に失われていくことを悟りながら、一刀は何も出来ない自分に歯噛みする。」 一刀(N) 「会いたい。ただ……キミに会いたい。」 紫苑(N) 「一刀はたった一つだけの感情を頼りに、存在が希薄となってきた自分を奮い立たせる。」 一刀 「しゅ……り……っ!」 星(N) 「外史を終演へと導く光に飲み込まれ、北郷一刀という存在の役割が終わろうとしている。」 一刀(N) 「もうダメなのか……。絶望にも似た思いに囚われかけた、そのとき。」 朱里 「ご主人様っ!」 一刀(N) 「微かに聞こえてきた声に、失いかけていた意識が覚醒する。」 朱里 「ご主人様、しっかりしてください!」 一刀 「しゅ……りっ!」 翠(N) 「聞こえてきたのは渇望して止まない朱里の声。」 一刀(N) 「可憐な声の中に強い意思の力を感じさせる、俺の1番好きな声。その声が俺の名を呼んでくれているのに、俺は少しも動けずにいた。」
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