台本

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聖フランチェスカ学園 一刀 「ん……んん……」 (気を失っていた一刀が目を覚ます) 朱里 「ご主人様……ご主人様、起きてください……」 一刀 「ん~……んっ?朱里……?あれ?」 朱里 「良かった。……気付いてくださったんですね」 一刀 「俺……一体、何を……」 朱里 「ご主人様はずっと気を失っていたんです」 一刀 「俺が?えーっと……」 朱里 「覚えていらっしゃらないのですか?鏡の光に飲み込まれた、あのときのことを……」 一刀 「……いや。思い出した」 紫苑(N) 「于吉(うきつ)から渡された瞬間、鏡は光を放ちはじめ、その光に飲み込まれた一刀は―――。」 一刀 「……っ!?ここ……もしかして聖フランチェスカじゃないかっ!?」 朱里 「はわっ!?え、えっと……せいふらんちぇすか、って何ですか?」 一刀 「ここは俺が居た学校。……朱里たちと出会う前に居たところだよ」 朱里 「……ということは、ここがご主人様の住んでいた天の世界ですか?じゃあ私たち、違う世界に来ちゃったんですね……」 一刀 「そうかもしれない。けど……何か違うような気がするんだ」 朱里 「違うのですか?」 一刀 「ああ。まだ確証は持てないけど……貂蝉(ちょうせん)の言っていた言葉を思い出したんだ。新しい外史を作ることができるって言葉を……」
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