序幕

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一行は霊道を進む 途中で沢山の妖魔と遭遇し戦闘を行った 一行はかろうじて妖魔を退けてきた 中でも麗の活躍は凄まじかった 弓を放てば百発百中 接近戦でも軽々、妖魔を吹っ飛ばしたのだった 「皆、止まれ、 ここで一時休憩をとる」 教玄は疲弊している者たちの身を心配し 休憩をとるのことにした 「麗様、とてもかっこよかったです」 「別に、私はただやることをやっただけだ」 「そんな、麗様の武 もはやあの晴明様のようでした」 「私はそんな凄いものではない」 「案外そうとは限らんぞ、麗」 突如、教玄が入ってきた 「これはわしの叔父上から聞いたことなのだが、晴明公は死ぬ前にこういっていたらしい 『私の死より百数年後に私の力を持つものが現れるだろう』とな」 「そんなわけあるはずないではないですか 私が晴明公の生まれ代わりなど」 「まぁ、少なくとも わしはそう思っておるがな」 そういうと教玄は、 さぁ出発だといいながら麗から離れて 一行の先頭へと戻って行くのだった
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