51人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな中新しく作られた部隊がこの005狙撃小隊である。
いままであった歩兵小隊のなかから選抜された射撃の名手を集め創設されたこの部隊は、山岳地帯の多いこの北海道において追跡能力、偽装能力、狙撃能力において最高のクオリティを維持している。
さらに時は進み2055年
この部隊に勤めることになった、戌井真二はそんな精強部隊の中でも更に選抜試験を合格し、晴れて狙撃手という職種についた精鋭である。
その戌井真二をサポートする「スポッター」といわれる観測手には小学校からの親友であり、同じ部隊に選抜で配属された小林和樹が指名された。
二人はこの基地でも一番の狙撃チームと言われている。
そして独立宣言から50年後の2060年の夏
戌井真二が待ち合わせしている少女は走っていた。
最初のコメントを投稿しよう!