120人が本棚に入れています
本棚に追加
再び沈黙が訪れる
幸村「…お…俺はもう行く…!」
沈黙が堪えられなくなった幸村はそう言って、襖を開けた
すると、襖の前にはあの忍がいた
幸村「おゎっ!?
…佐助!?
居るなら言え!」
焦る幸村に対して、葉鶴は幸村の「おゎっ!?」という声にクスクスと笑っていた
幸村「わ、笑うな!!///
…佐助、どした?」
幸村が佐助を促すと、佐助は口を開く
佐助「お館、お呼び。
その女、連れてこい、と」
佐助がそう言うと、幸村は少し考えた素振りをする
幸村「そうか…
わかった」
幸村がそう言うなり、佐助が目の前から姿を消した
一瞬の出来事で、葉鶴は目を擦る
幸村「葉鶴…
これからお前をお館さまの所へ連れていく」
葉鶴「お館さま……?」
葉鶴(もしかして、武田信玄……?)
幸村「起きて準備をしろ。」
幸村は、廊下で待っている。と言って、出ていった。
葉鶴(ど、どうしよう…)
.
最初のコメントを投稿しよう!