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入学式が終わり、
先生の長ったらしい話も終わり、
帰る時間になった。
真っ先にある人の所へいった。
斜め前に座ってる、女の子。
休み時間とか、
教室に戻る時とか、
ずっと一人だった、
背の高い無口な子。
気になったから、
席順の表で名前を見たら…
し、しろみず…さん?
声をかけてみようと思った。
美玖「やっほー、初めまして♪」
琴音「は、初めまして…」
美玖「私、黒星美玖!これからよろしくね😃」
琴音「私は白水琴音。よろしく😆」
しろみって読むのか…
美玖「琴音、って呼んでもいい?私は美玖でいーよ♪」
琴音「うん、いいよ^^」
美玖「どの辺に住んでるの?」
琴音「あ、戊寡呂の方」
美玖「ホントに!?近く!!」
琴音「じゃ、一緒に帰ろうか😆」
その日から
二人が仲良くなるには、
そう時間はかからなかった。
メアドを交換して、
毎日一緒に寄り道しながら帰って、
休日はいつも遊んで…
同じ体育館でやるから、
という理由で
琴音はバレー部に入った。
私は、バスケ。
部活が終わったら
グラウンドのベンチで
待ち合わせして
一緒に帰った。
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