★1:新学期

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入学式が終わり、 先生の長ったらしい話も終わり、 帰る時間になった。 真っ先にある人の所へいった。 斜め前に座ってる、女の子。 休み時間とか、 教室に戻る時とか、 ずっと一人だった、 背の高い無口な子。 気になったから、 席順の表で名前を見たら… し、しろみず…さん? 声をかけてみようと思った。 美玖「やっほー、初めまして♪」 琴音「は、初めまして…」 美玖「私、黒星美玖!これからよろしくね😃」 琴音「私は白水琴音。よろしく😆」 しろみって読むのか… 美玖「琴音、って呼んでもいい?私は美玖でいーよ♪」 琴音「うん、いいよ^^」 美玖「どの辺に住んでるの?」 琴音「あ、戊寡呂の方」 美玖「ホントに!?近く!!」 琴音「じゃ、一緒に帰ろうか😆」 その日から 二人が仲良くなるには、 そう時間はかからなかった。 メアドを交換して、 毎日一緒に寄り道しながら帰って、 休日はいつも遊んで… 同じ体育館でやるから、 という理由で 琴音はバレー部に入った。 私は、バスケ。 部活が終わったら グラウンドのベンチで 待ち合わせして 一緒に帰った。
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