★1:新学期

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美玖「ふぁぁあ~ぁっと…」 ピピピピ ピピピピ ポチ 初めまして、黒星 美玖です。 今日から私は念願の中学生!! 楽しみで仕方ありません✨ いつもなら有り得ない事に、 目覚ましより早く起きました。 ガチャ 部屋を出て、階段を下り、 洗面所へ向かう。 歯を磨いていると、扉の横を お母さんが通った。 と思ったらまた後ろに下がって 私をまじまじとみた。 穴開くよ、私に…… 母「珍しく随分早いのね」 美玖「らっええんあんおゆうあうえいあおん✨ (だって念願の中学生だもん)」 母「それが続けばいいけどねぇ」 美玖「むいいひおひいお (無理に等しいよ)」 母「その位わかるわ。12年一緒にいれば。じゃね」 お母さんは去っていった。 私のあの言葉で通じるとは、 さすがお母さんだな。 顔まで洗い終わって、 ダイニングへ行く。 着くと、朝ご飯はもう出来上がっていた。 エッグトーストと、 ウインナー、スクランブルエッグ、 レタスときゅうりのサラダ。 茹でタマゴ乗ってた。 あと、たまごスープ。 美玖「た、タマゴ多くない…?」 母「この前おばぁちゃんから送られて来たのよ、大量に。野菜ならまだ聞くけど、タマゴは初めて聞くわよ。」 お、おばあちゃん… 美玖「おばあちゃんなんでタマゴを大量に送る事になったんだ…?ま、いっか☆いただきまーす」
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