第零章 第一話『月光』
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『ああ…』 『いい月やぁ』 今夜は満月、空は雲一つない月浴には最高の夜 いつものベランダで揺り椅子に身体を預け、酒を飲みながら月浴を楽しむ男の姿… 『僕が産まれた時もこんな月の夜だったのだろうか?』 そんな事を考えさせる程のいい月であった
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