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霊夢
「……紫」
紫
「なにかしら?」
霊夢
「どう考えてもあんたが直接幽々子に渡した方が早いじゃない」
紫
「確かにそうだけど、私がただ渡しても面白くないじゃない」
霊夢
「……なにかあって公真が死んでも知らないわよ?」
紫
「あら……死なれたら困るわね。今度から気をつけるわ」
~~~白玉楼~庭~~~
公真
「……うぁ……」
頭が痛い……スキマ酔いしたか?
はは、スキマ酔いってなんだよ。
……という訳で、ここは何処だろうか。
なんかもう死後の世界とか言われても驚かない自信がある。
……それにしても立派な庭だな。
白髪の二本刀
「そこの人間!」
公真
「へぇあ?」
……考え込んでいたら突如声をかけられた。
白髪の二本刀
「一つ聞くわ。あなたは冥界の見物にでも来たのかしら。それとも季節外れの花見?」
公真
「いや……どっちでもないけど」
白髪の二本刀
「ならば侵入者ね……斬る!」
目の前に刀を突きつけられる。
公真
「うぉい! ちょっと待て!」
流石に目の前に刃物突きつけられたら驚くっての!
てか刃物って地味にトラウマなんだけど!
白髪の二本刀
「問答無用。こんな所にまで忍び込むなんて、おおかた邪な考えでもあったんでしょう」
公真
「だから待て! 邪な考えなんて……」
白髪の二本刀
「妖怪が鍛えたこの楼観剣に斬れぬものなど……」
公真・白髪の二本刀
「あんまりない!」
って少しはあるのか俺とお前……
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