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妖夢
「私はもう帰って御昼御飯を作らなきゃいけないから帰るけど……公真、あなたは帰り道わかる?」
公真
「神社への方角だけ教えてくれ」
妖夢
「神社はあっちよ。近いからすぐに着くわ」
公真
「……それと、この大吟醸を幽々子様とかいう人に届けてくれ」
妖夢
「わかった。じゃあまた今度」
妖夢は急いで冥界目指して飛んでいった。
今度って……あるのか?
出来ればまた一緒に釣りでもして、怪談で怖がらせたいものだ。
……さて、俺も神社に戻るか。
~~~博麗神社~~~
下山途中、禍々しい気を纏いながらクルクル回って飛んでいる人を見かけたが、ガン無視して神社に着いた。
霊夢
「あら、おかえり」
縁側では霊夢がお茶をすすっていた。
公真
「ただいま。……紫は?」
霊夢
「帰って寝たわよ」
公真
「……そうかい」
別にお礼なんて期待してなかったけどさ……
霊夢
「で、どうだった? 冥界は」
公真
「死ぬかと思った」
霊夢
「……一応紫には注意しといたから」
公真
「……注意なんてして意味あるのか?」
霊夢
「はっきり言って……無いわね」
公真
「だよなぁ」
……俺が気をつけるしかないのか?
霊夢
「それより疲れたでしょ。あっちに温泉あるから入ってきたら?」
公真
「昼から温泉か……それもいいな」
霊夢
「んじゃこの卵も一緒に入れてきて。今日の御昼御飯にするから」
……それが狙いかよ。
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