泥酔「想いに浮かべ、酒の船」

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  霊夢 「……行っちゃった。大丈夫かしら……」 魔理沙 「あー? 萃香も居るし大丈夫だろ」 霊夢 「だから心配なのよ……コホッ……」 魔理沙 「まぁ死にはしないだろうさ。あのお節介め」 霊夢 「そうね……少し寝るわ」 魔理沙 「あぁ、とっとと寝な」 ~~~里への道~~~ 公真 「………………」 霊夢の風邪の事で頭が一杯で、自分の二日酔いに気付いていなかった…… それでも外の空気と日の光を浴びているから、少しはマシになってきているが。 公真 「それで、優曇華ってどんな奴なんだ?」 萃香 「兎の耳が生えてるからすぐわかるよ」 公真 「あぁそう……兎ねぇ……」 多分俺の知ってる兎とは大きく異なるんだろうな。 萃香 「んぐ……ほら、公真も一杯どうだい?」 公真 「歩きながら酒を呑むな……」 そういえば御伽草子に酒呑童子って鬼が居たな……。もしや萃香のことだろうか…… 萃香 「ふぃ……眠くなってきたよ」 公真 「フラフラ歩くと危ないぞー」 萃香 「悪い公真。里に着くまで負ぶっていってくれぇ」 公真 「何故俺がそんな……」 萃香 「それっ」 公真 「おっと急に飛び乗るな。危ないぞ」 萃香 「やっぱり男の背中だねぇ。広くて暖かいよ」 公真 「暖かいのは酒のせいだと思うがな」 ……今思ったんだが、萃香が里まで飛んで行った方が早いんじゃないか? 公真 「なぁ萃香……」 萃香 「ぅぃ~……zZZ……」 寝やがった……  
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