意味符「幻想郷の常識」

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  公真 「妖怪っていうと……なんかドロドロしてたりゲバゲバしてる化物みたいなアレ?」 緑髪の巫女っぽい女性 「あぁ、やっぱり外来人なんですね」 公真 「……外来人? 俺は一応日本人のつもりだが」 緑髪の巫女っぽい女性 「ここは幻想郷。日本とか韓国とか、そういう世界とはまた違う世界なんですよ」 公真 「幻想郷……? なんかさっきも派手な服を来た女性が、幻想郷がどうのこうのって……」 緑髪の巫女っぽい女性 「……? とりあえず、これからどうするつもりですか?」 公真 「どうするって……例えば?」 緑髪の巫女っぽい女性 「例えば……ほら、元の世界に帰るために適当に頑張るなりなんなり……」 公真 「元の世界って……なに、やっぱりここ日本とかじゃないのか」 緑髪の巫女っぽい女性 「はい。たまに何らかの原因で外の世界の人間が幻想郷に迷い込むっていうのは、よくある話……らしいです」 公真 「……で、俺がその幻想郷に迷い込んだ外来人と?」 緑髪の巫女っぽい女性 「多分そのとおり」 公真 「……マジ?」 緑髪の巫女っぽい女性 「多分マジです」 公真 「………………」 信じたくねぇ…… 緑髪の巫女っぽい女性 「とりあえず西に人間の里という場所がありますから、そこに行ってみては?」 公真 「……あぁ行ってみるよ、ありがとう」 緑髪の巫女っぽい女性 「あら、そろそろ帰らないと神奈子様に怒られてしまうわ。それでは最後にひとつだけ……」 公真 「…………?」 まだ何か教えてくれるのだろうか。  
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