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公真
「でも昨日呑んだばかりだろ。今日また宴会開いて呑むってのか?」
霊夢
「なに言ってるのよ。めでたい事があれば宴会で祝酒と相場が決まってるじゃない」
公真
「(そうか?)……寝る時は布団かけろよ? また風邪ひくから」
霊夢
「平気よ、ほら準備よ準備」
魔理沙
「おう、幹事の血が騒ぐぜ」
……どんな血だ。
………数十分後………
公真
「………………」
気が付けば、いつの間にか大勢の人が神社に来ていた。
妖夢に幽々子様に紫に早苗に咲夜さんにパチュリー、他にも顔を知らない人達が沢山来ていた。
話を聞いたところ、この面子は萃香の力で萃めたらしいのだが……どうにも信じられない。
知ってる人も何人か居るが、知らない人も大勢居た。
……なんというか、俺はどこに居ればいいんだろうな。
酒はしばらく呑みたくないしな。勧められる前に布団を借りて寝るのもいいかもしれん。
咲夜
「……あら、公真じゃない」
布団を何処に敷こうか考えていたら、咲夜さんにこちらの存在に気付かれた。
笑顔でこちらに手招きをしている。
……だが、それが作り笑顔だということは俺でも簡単にわかった。
公真
「……久しぶりです。パチュリーも」
パチュリー
「久しぶりって、まだ一週間も経ってないじゃない」
そうだっけ、なんか色々あり過ぎて時間の感覚が狂うな。
咲夜
「紅魔館を出てから何処に行ったかと思ったら、こんな所に居たの」
公真
「はは……元の世界に帰るまで寝床を借りてるだけですよ」
咲夜
「さぞかし大変でしょ」
公真
「いやぁ、畳のある生活って良いですね」
……何を暢気な事を言ってるんだ俺は。
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