水の守り神~レタウ~

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「うっ…」 少年は突っ伏した状態から 体育座りになると、 足の皿あたりに 目を向けた。 そこからは血がたれていた。 「あぁ。 木の根本にひざを ぶつけたのか…。 …ちょっと来なさい。 歩けるか?」 少年はこくりと頷くと おじいちゃんが歩いて 道ができたところを 痛みをこらえ、 無言で歩いていた。
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