水の守り神~レタウ~

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しばらく二人は森の落ち葉の 上で眠っていた。 と、そのとき少年が起きた。 「うー…」 眠たさを目をこすって消すと 川のほうへと歩いていく。 そして、冷たい自然の水を 手ですくって顔にかけた。 「わ、冷たっ。 でも…この水綺麗だなぁ。 飲めるのかなっ!?」 そう言うと少年は、 躊躇なく水を口にふくんだ。 ゴクッ 「!!」 少年はとても 驚いた顔をしている。 「お…おいしい…! 普通の水道水なんかより ずっとおいしいし… ペットボトルに入ってる やつよりもおいしいかも…! 冷たさも丁度いいし… 喉を通ったとき… すっごい心地いい…。」 そういうと、少年は涙を流した。
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