生命(いのち)

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ガチャ、という音と共に 入ってきたんは 石田やった。 「ただいま、いのーえ」 「///おん、おかえり」 帰ってくるなり 石田は俺の頭を撫でた たまにしかやらん 行動に少し驚き それでも嬉しくてつい 顔を赤くした。 「なあ、さっきの やりとり、なんか 新婚みたいやった(笑」 「さっきのって?」 「ただいま、おかえり ってゆうヤツ(笑)」 「、、、、っ////」 「なあ、井上さん」 いつもより真剣な 眼差しで俺を見る石田 「なんやねん、、、」 「僕も男やし、 井上さんも男やんか 世間一般では 認められへんけど 僕はこの先も 好きになるんは 井上さんしかおらんし 井上さん以外、 好きになろうなんて 思わへんねん、、、 せやからさ僕と 結婚して下さい。」 そう、いって 石田が頭を下げながら 俺に手を差し出した。 石田と、結婚、、、 夢にまで見た結婚 男同士やから無理やと 決めつけていた俺 石田やってきっと 同じやろうと 思ってたんに、、、、 「、、、、っ!!」 「いのーえさん?」 妊娠したと分かって 怖くて不安で それでも石田は 僕と井上の子やったら 嬉しいと言ってくれて それだけでも俺は 充分嬉しいんに石田は こんな俺と結婚したいと 言うてきてくれた。 「俺、男やぞ」 「おん、知っとる」 「男なんに妊娠まで してんねんぞ」 「僕と井上の子やろ?」 「男同士の結婚なんか、、、」 「誰も認めへんやろなー」 「、、、、、っ」 「でも、僕は井上と 一緒に居りたいねん 世間がどうとかやなく 僕自身が井上とずっと 一緒に居りたいねん 井上はちゃうんか?」 「、、、、っ、れも 俺も石田とずっと 居りたい!!!」 「なら、結婚しましょ裕介」 「…………、おんっ」 (未来に待つのは 大好きなキミとキミの子供) --------------------- ピンキーさん遅くなり すいませんでした。 良かったら感想を お聞かせ下さい。
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