6月、、、

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石田から結婚を 告げられて早、数ヶ月 寒さも徐々に なくなって、 満開に咲いとった 桜でさえ 風に舞うように 地面に落ち始め、 辺りはもうすでに 梅雨入りで ジメジメしとる 6月の半ば頃、、、、、 俺と石田はいま 定期的に診て貰ってる 医者にかかっとった。 「良かったな、裕介 このまま順調に 行けば9月頃には 産まれるかもしれへんて あの先生、 言うとったもんな」 「おん (笑)」 「しかも男の子 みたいやしな (笑)」 「男の子やったら 明に似てほしいな、、、」 「僕は女の子やったら 裕介みたいな子が 生まれてほしいわ(笑」 なんてそんな くだらん話しを しとったら石田が急に 「なあ、裕介、、、 この前話した事 なんやけどさ……」 石田がこの前話した事 ってゆうたら おそらく、、、結婚の事 ………まさか石田 俺と結婚する気 失せたとか、、、 「なあ!、まさか 俺との結婚「ちゃうわ!」」 「え?、、、、」 「井上との結婚を 無しにしたいとか そんなんちゃうからな」 「なら、なんやねん」 「その、、、いま、 6月やんか、時期的にも ほら、結婚式とか この時期にする人ら 多いやろせやから その、、、あの「っぷ あはははっ」」 「ちょっ、井上さん」 「ああ、すまんすまん まさか石田がそんな 発想していたなんて 夢にも思わんくてな」 「僕はそういうとこも ちゃんと考えとるんです」 「あははは、」
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