同じ部屋

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女性の話が終わると、牢屋とさして変わらないような部屋に入れられた。 部屋は二人で一つらしく、僕の他に女の子が一人。 よりによって何で女の子なんだ。 これからの事を考えると気が重くて仕方ない。 「…」 「…」 お互いに喋らないのは辛い。 一人でいる方がまだ楽だ。 「あ、あのー」 「…」 「君の名前は?」 「…」 ああ、シカトか。 確かにこんな所で仲良くするってのもオカシな話かもしれない。 僕もこの人も好きでここにいる訳じゃないしな。 「ぃ‥り、」 「え?」 「今井愛理」 「ぃ、今井さんか!僕は平野優希、よろしくね」 「‥うん」 口数は少ないけどいい子そう、かな?
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