『この世界は間違っている!』

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『また馬鹿な事言って… いいから早く耕しなさいよ!』 ポコッ! そう言って背後からトーマの頭を叩く少女の名はマリー。 『イテッ! なにをするのだこの暴力女!』 『あんたが馬鹿な事を言ってるからでしょ 早くしないと終らないじゃない』 『ぬぅ~…我輩には他にやるべき事があるのだ!』 『なによ他にやるべき事って?』 『それは…王になる事だ!』 マリーはため息をつき、呆れた様子である。 『はいはい、仕事に戻るわよ~』 トーマの耳を引っ張りながら仕事場に戻ろうとするマリー。 『無礼者!我輩はいづれ王様になるのだぞ!』 『……それは無理よ…』
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